月野ぽぽなさん(高36回)が、第63回角川俳句賞を受賞しました!
高36回で、ニューヨークにて俳人として活躍されている月野ぽぽなさん(木川実千代(旧姓:日野)さん)が、「人のかたち」(50句)で、第63回角川俳句賞を受賞されました。
角川俳句賞は「俳句界の芥川賞」ともいわれ、俳人の登竜門として知られる歴史ある賞のひとつです。
月野ぽぽなさんは、信州大学教育学部を卒業後、教師として教べんをとったのち、夫でピアニストの木川貴幸さんとともに渡米。
インターネットで俳句の世界を知り、平成14(2002)年より句作を始めたそうです。
戦後俳壇の中心的存在として著名な、金子兜太(かねこ・とうた)氏に師事すると、めきめきと頭角を現し、氏の主催する「海程」の平成20年海程新人賞を受賞。以後、現代俳句のさまざまな賞を受賞され、今回の受賞となりました。
月野ぽぽなさんの角川俳句賞受賞の様子や、受賞コメント、俳句をはじめたきっかけなども、次号の会報「いなきた」に掲載予定ですので、どうぞお楽しみに。
月野ぽぽなさんの「人のかたち」のなかから、選考委員の仁平勝さんが選評のなかで紹介していた句を3つ紹介しておきます。
水かけて家壊すなり橡の花
一匹の芋虫にぎやかにすすむ
息止めて聖夜の肉に刃を入れる
〜月野ぽぽな「人のかたち」より〜
2月3日(土)追記
※本名の表記が誤っておりました。大変失礼いたしました。