コロナを越え、伊那北卒業生たちのさらなる親睦の場へ
吉村春彦(高17回)
平成30年(2018年)より本会の会長(6代目)を務めております。
歴代の会長が残された大きな業績に伍すことは容易ではありませんが、これまで20年間に亘り本会の役員を務めてきた経験を生かして重責を全うしたいと思っています。会員の皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
本会は関東地方に居住されている旧制伊那中学校及び伊那北高校卒業生の同窓会です。本会は令和元年(2019年)に創立50年を迎え、同年7月に創立五十周年記念式典を開催しました。
本会の前身は伊那北高校同窓会東京支部であり、東京支部の発足は昭和12年(1937年)です。
昭和40年頃に、東京支部の活動を活発化して欲しいという要請が多くの会員からあがってきたのを受けて、母校創立50周年を記念する意味をもって東京支部を発展拡充することが決まり、昭和44年(1969年)5月の発足総会にて本会は発足しました。本会は母校同窓会の支部という立場ですが、本部同窓会から独立した組織として、独自の会則の基に活動する組織体として運営されています。
発足当時の会員数は約1,400名でしたが、その後増加し、現在は約3,000名となっています。平成8年(1996年)から毎年発行されている会報『いなきた』の発送により得られる住所変更等の情報を事務局で取り込み、常に最新の会員情報が確保できる体制となっています。
本会は設立以来、毎年(コロナ禍により中止した年以外)総会を開催しています。
総会の出席者数は、100名前後の年が続いていましたが、平成に入ってから150名程度に増加し、最近では200名を超えることが多くなりました。総会以外に会員相互の親睦を図るために講演会・見学会やゴルフ会など様々な催事が開催されています。
また、ホームページ、Twitter、Facebook、LINEなどにより会員との相互コミュニケーションをはかっています。このように本会の活動は活発であり、県内各高校の関東地区の同窓会の中では上位にランクされていますが、まだまだ不充分であり、今以上に活動レベルを高度化する必要があります。
本会の会則には、会員相互の親睦と母校との連絡を図ることが本会の目的と明記されています。会員相互の親睦とは、会員同志が相まみえて、刺激し合い、啓発し合うことだと思います。多くの会員が本会の活動に参加し、互いを刺激することが、本会の存在意義です。
会員の皆さんの積極的な参加を心よりお持ちいたしております。
2022年11月